アテンダント

色々な経験が詰めるので、飽きずに続けられる仕事ですよ

アテンダント

2013年入社 アテンダント 船戸

Q.アテンダントの仕事を選んだ理由を教えて下さい

自宅は駅の近くでしたが、通勤も通学も列車は使わなかったですし、特に電車に興味があったわけではありません。
知人から、こういう仕事やってみない?と声を掛けられたのがこの仕事に就いたきっかけです。接客の仕事が元々好きで以前は携帯電話ショップで働いていたのでそういうところからお声掛けいただいたのだと思います。
アテンダントの仕事は、接客だけでなく、お客様の前でマイクを握ってご案内をしないといけません。そこは今まで経験した接客の仕事と大きく変わる点でした。私はそれまで本当に人前に出るのが苦手であがり症だったので、この仕事がきっかけでそれを克服できるかな、と思ったのもアテンダントをやってみようと思った理由の一つです。
最初はマイクでしゃべるのもガチガチでしたが、今はもう慣れることができました。

Q.アテンダントの業務内容を教えて下さい。

アテンダントの仕事は、お客様の前に出る業務と、それ以外の業務の二つに大きく分けられます。
観光列車「ながら」が導入される前は、冬のコタツ列車・夏のあゆ列車などの企画やチラシづくり、作ったチラシの案内発送も自分でやっていました。
はじめに想像していたよりも表に出ない部分の仕事が多くて驚いた記憶があります。
観光列車「ながら」の場合は、マイクで沿線のご案内をしたり、景色をご案内したり、飲食店の様に料理をサーブする仕事が、表の仕事です。
見えない仕事としては、まずは、観光列車「ながら」の乗車の受付業務に始まり、乗車される前の配膳の準備や片付け、食器洗い、掃除などがあります。
私は観光列車「ながら」の導入に立ち会ったため、ゼロから企画や関係各所との連携、仕組み作りにも携わらせていただきました。新しいことをするのが好きなので苦にはなりませんでしたが、あの頃のことを思い出そうとしても、色々ありすぎて何をしていたのか覚えていないくらいです。

業務の中で緊張するのは、予約受付の時です。お客様の仰ることを把握して、日にちやプランを間違いないようにお伝えします。もし間違いがあると、お客様の信頼を失うことに直結してしまうので、ミスはできません。
ミスができないと言えば、食事のサーブもです。普通の飲食店ならこぼしても替わりがありますが、車内なので替わりがありません。揺れる車内で液体のものを運んでお出しするなんてことが出来るのか、特に、観光列車「ながら」運行時は事故のため実車でサーブの練習が出来なかったので、大丈夫かな、と本当に心配でたまりませんでした。でも、サーブは慣れでなとかなるものですね。人前で話をすることの方が、他のアテンダントを見ていても慣れるまでのハードルが高いように思います。

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Q.仕事の”やりがい”は何ですか。

ある時接客したお客様は、お話を伺ったところ、観光列車「ながら」の座席の布を作った職人さんご夫婦で、自分たちの作ったものが使われているのを見に来て下さったそうです。
また、私が直接接客したお客様ではありませんが、美濃市駅に忘れ物をされた方から、美濃和紙とノベルティグッズを置いてきてしまったので、美濃和紙の方だけはどうしても送って欲しいとご連絡がありました。そこで、スタッフが探しに行き、無事お荷物を見つけ、つぶれないように梱包をしてお客様にお送りしたら、お送りした美濃和紙に絵を描いてお礼の手紙を送って下さいました。それがもう、本当に絵葉書にしたいくらい本当に素敵なお手紙で、思わず皆で写真を撮ってしまったほどです。こういう思わぬ出会いや出来事があるので、喜びを持ってこの仕事をやって行けるのかなと思います。
やっぱりお客様と接している時がいちばん楽しいですね。
あと、ミーハーですが、テレビの取材や雑誌の取材を受けることもかなりあるので、有名人に結構会う機会があります。NHKの生放送をやって、テレビの裏側がどれだけ大変なのかを身をもって知ることもできました。普通の仕事をしていたらできない経験ではないでしょうか。
アテンダントの仕事は多岐にわたりますので、何でもやれるように、任せられるようになりたいですし、将来的にはぜひ、運転士の免許を取得して、長良川鉄道発の女性運転士にも挑戦出来たらいいなぁ、とも思っています。設備などの関係でなかなか難しいかもしれませんが。

1日の流れ

  • 9:00

    出社

    関の車庫から回送列車が美濃太田駅に向かうのが9時50分発なので、それまでに使用する機材やお配りするノベルティグッズなどを準備し、全てを列車に乗せて一緒に移動します。
    20分ほどで美濃太田駅に到着。シティホテル美濃加茂さんのお料理を搬入し、テーブルセッティングなどの準備を行います。
    準備が整ったらお客様のお出迎えです。

  • 10:45

    美濃太田駅を出発

    乗車中はお客様へのご挨拶やお食事などのサーブを行います。
    お客様と触れ合える楽しい時間でもあります。

  • 12:16

    郡上八幡駅到着

    お客様をお見送りします。
    その後は車内を片付けし、休憩と昼食を取り、次の列車の出発時刻まで、料理の搬入と準備を行います。
    出発時刻が近づいたら再びお客様をお出迎えします。

  • 14:12

    郡上八幡駅を出発

    再びアテンダント業務を行います。
    お客様がお料理のフタを取った瞬間の”わぁ~”という歓声を聞くと嬉しくなりますね。

  • 15:50

    美濃太田駅到着

    お客様をお見送りしたら、車内を掃除します。
    食器洗い担当は、途中の関駅で下車し使用した機材を片付けます。

    準備から片付けまでの全てがアテンダントの業務なので、華やかでない部分の方が割合的に多いと思います。

メッセージ

アテンダント

観光列車は金・土・日運行なので、どうしても勤務日は週末中心になってしまいますが、シフト制で希望を出して休みも取ることができます。どうしても土日は休みたい!という方には難しいかもしれませんが、土日にこだわらなければ休みも取りやすい会社ではないかと思います。
アテンダントの仕事は変化に富んでおり、色々な経験を積むことができます。飽きずに仕事ができるので楽しいですよ。

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